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インプラント治療

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インプラント治療 ─治療を受ける前に─

当院では安全で正確なインプラント手術を行なうため、手術前に必ずCT撮影を行ない、精密診断しています(当院のCT装置については別のページを見てください。 同じ歯科用CT装置でも低線量のものです)。

これにより、より緻密かつ確実性の高い診断を行なっています。

そして、必ずこの診断結果を患者さんに説明し、理解、納得され同意後にインプラント手術に臨んでいます。このことが得られなければ手術はいたしません。また術後患者さんの皆さまには、当院のメンテナンスと自己管理の大切さも伝えご指導申し上げています。

最新歯科用CTについて

昨今、インプラントに関しての報道(事故や訴訟等)が多く見られます。

インプラントはその特性として、生体(の骨)に人工的異物を埋入するものです。そして、それには高度に清潔な手術環境下で行ない、術後は必ずメンテナンスが必要であることは言うまでもありません。

インプラントを治療しているところは、通常の診療においても高度な滅菌システム(少なくとも世界標準レベル)がルーティン(常態的)に保持されていなければならないと思います。つまり、インプラント手術が特別な処置ではなく、いつでもそのレベルのことが治療環境にあるこということが必要なのです。

1.今やどこにもある、インプラントセンターと称する医院。
最近はインプラントセンターといっても、実際はセンターという呼称にふさわしい設備の整ったOPE室がなかったり、被バク量の少ない最新のCT装置もないところでも、 インプラントセンターという名をつけているところがあります。
インプラントセンターと称するにはおこがましく思います。
そして、世界標準のオートクレーブや高圧洗浄機(血液を落とすもの)は必ず備えておくべき設備であり、これらを併用して滅菌クオリティを維持するのは当然のことであると思います。
インプラントをする医院は歯を削る切削器具(タービン等)1本から患者ごとにきちんと滅菌されているものを使用しているでしょうか?
低レベル滅菌システムでインプラント手術を行なうことは、許されることではありません。

DACユニバーサル(独、シロナ社製)

2.インプラントは埋入してからメンテナンスが始まるといってよいと思います。

このメンテナンスはインプラント周囲のクリーニングはもちろん、残存天然歯との調和の経年的な咬み合わせの変化のチェックもありますし、メンテナンスには時間がかかります。
つまりメンテナンスの体制がしっかり整っていること。
そして、メンテナンスが受けやすい、通いやすい距離であるということも大切なことです。

新聞のチラシ等で、インプラント埋入本数の多さを言っているところは、埋入本数が多ければ多いほど必然的にメンテナンスは多くなるはずです。骨移植などリスクのある複雑な手 術をした担当医はなおのこと、自らメンテナンスはするべきでしょう。

埋入手術だけがインプラント治療ではありません。

インプラントは機能してからが長いのです。メンテナンスはずっと長く続くのです。ですから、インプラントの数の多さを言うことは、安全、安心であるという こととはまったく別のことであるし、本当に患者さんのことを考えたならば、埋入本数の多さ等は言えないことだと思います。いかがでしょうか?

3.医科用の手術室の大きな無影灯。インプラントOPE室の象徴であるかのようにあります。
今では、見むきもされないような、時代遅れの旧式なものもあります。
口のまわりは確かに明るい。しかし本当に明るくしたいのは、口の中、間口が狭く、奥行きのある口の中は、無影で明るいのでしょうか?
私は見せものの無影灯と呼んでいます。

4.埋入本数は公表するが失敗本数は公表せず、失敗率や成功率で公表する。私は失敗本数を公表すべきだと考えます。要は本当のこと正確なことを公表すべきです。誤解の生じない内容や先入観の入らない公平なデータの公表が必要だと思います。いかがでしょうか。

5.インプラント治療で失敗したケースはいろいろあるのですが、その中で埋入したインプラントが失った場合は、この後その患者さんの機能回復 (かめる・しゃべれる)をどのように図ってゆくかが問題です。
その患者さん、それぞれの方々に対し、ストーリー(いきさつ)があり、真摯な対応が求められます。

インプラントは商品ではありません。
また、インプラントは100%成功するものでもありません。
インプラント埋入本数の多さを喧伝しているところは、どのような対応をしているのでしょうか?
多く埋入したインプラントの中のたかが1本かもしれない。されど患者さんにとってみれば、期待と希望のあった1本であったものです。
インプラントをめぐる訴訟が多い原因の1つだろうと思うのです。

最後にインプラントの埋入本数の多さを言うことは、インプラントの埋入本数を追ったインプラント治療になりやすいと言うことも知っておいて下さい。
どのようなメンテナンスをしているかの確認をしておきましょう。インプラントは経過観察が必要です。メンテナンスが重要です。

6.一般に○○センターという医療機関は専門性があるから言うのです。
○○インプラントセンターといった名称のある歯科医院のほとんどは、インプラント治療以外に矯正診療や一般の歯科治療を行っています。ちなみに○○がんセンターという医療機関ががん治療以外のことをやるでしょうか?

インプラントにまつわるこの種のいい加減な名称は特に多く見られます。
見かけの設備(見せものの手術灯やただ間仕切りしただけのOPE室等)埋入本数が多いことだけ言っている医院などこれら名称や見かけのことばかりにとらわれないことです。
歯を失ったからインプラント治療があるのです。インプラント治療だけが重要なのではありません。
歯を失わないような治療は、インプラント治療の前に重要なことなのです。

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