表に現れない滅菌システムのクオリティ(質)はその医院のクオリティが現れます。
当院では、3台の滅菌システム(オートクレーヴ2台、ガス滅菌器1台)と高圧熱水洗浄器で行っています。
切削器具(タービン等)類専用のフルオートのオートクレーヴです。
洗浄、注油、滅菌の工程を短時間でやるもの。(約10分)
当院では歯を削ったりする器具はアルコールで拭いたり使いまわしたりするようなことは一切ありません。
1本ずつ各患者さんごとに滅菌されたものを使用しています。
高圧熱水洗浄機
93℃の熱水で5分間ジェット洗浄します。
外科手術後の除染しにくい血液等が細い溝に入った細かい汚染物が除去できます。
欧米先進国では、外科手術を行う歯科医院は、クラスB(class bigの略)の滅菌レベルのオートクレーヴを使うことが、
当然である時代です。
日本において、インプラント外科手術をやっている医院はこのレベルの滅菌をやっているのでしょうか?
低レベルの滅菌処理は、あらゆる歯科治療において感染リスクが潜んでいます。
主に熱に弱いものを対象に滅菌に使います。
当院におきましては、治療前の器具類は完全滅菌バック包装されたものを患者さんの目の前で開封したり、切削器具を装着しています。
切削器具は唾液や血液が付着します。
左の写真は更に血液や唾液に高度にさらされる超音波チップ(先端部分)やシリンジ
(空気や水が出る水鉄砲の様な器具)の先端部も患者さん毎に交換しています。
感染力のあるこれらをアルコールで拭く等、簡易消毒や使い回しのようなことは一切ありません。ご安心ください。
これら滅菌処理器機の使う前は必ず水洗い→超音波洗浄→薬液消毒の前処理をおこなっています。
また当院はインプラント治療を行なっています。これにはより高度な衛生管理が求められます。インプラント治療のみならず、通常の治療でも同等のレベルの滅菌クオリティで行なっています。